中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑦デメリット編~学歴主義者の危険と親子関係

毎日書き殴ってます、なるさんブログ。

今日はカープを観戦に行って負けたので酔っぱらってます。

基本的にクオリティは保証せずに思いついたことを書き殴っても、僕ならまあまあ面白いんじゃない?と言うノリですので、ご容赦下さい。

ここまでの記事はこちら↓

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その①

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その②メリット編~高校入試をしなくていい~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その③メリット編~カリキュラムが1年早い~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その④メリット編~同級生の質~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑤デメリット編

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑥デメリット編~奪われる時間~

さてさて、デメリットはまだあります。

デメリット③「偏差値至上主義者」になりやすい

一つはメリットに書いたことの裏返しなのですが、本当の不良がいないし、何だかんだ言ってみんな良い大学に進学するという良質の同級生の環境です。

こうなってくると、

折角いい進学校に受かったんだからいい大学に進学するしかありえない→折角良い大学に受かったんだからいい企業に就職するしかありえない→折角良い会社に就職したんだから辞めるなんてありえない

と、昭和の成功モデルにずっぽりとハマってしまうんですね。

多くの親が「子供の可能性を広げたい」と言うんですが、結局「それしかない」と言う思考法になってしまうんですよね。

僕は、25歳で会社を辞めてバックパッカーになってこのことに気づきました。

とはいえ、結局こういう価値観の人を再生産する手伝いをしているという現状は認識しています。

はい、ずるいです。僕。

デメリット④:競争のストレスで親子ともに歪みやすい

もう一つ指摘しておきたいデメリットは、中学入試が親子にとってストレスが多いことです。

前回の記事にも書きましたが、毎回のテストの結果に一喜一憂する日々です。

クラス替えというさらに競争を促すシステムによって「クラスが上がった!」と言う喜びと「下のクラスに落とされた!」と言う悲しみを味わいます。

そして、段々と親も子も性格が歪んでいきます。

もはや「我が子の幸せを願っていたのか?」と言うくらい結果に拘る親がいて、「とにかく点数を上げて下さい!」と言ってきたり(そういう人には僕は「じゃあ、カンニングすれば点数『だけ』はあがりますよ。」と言う極論を言ったりします)、結果のプレッシャーに押されて、本当にカンニングしたり答えを写して提出したりする子供も出てきます。

この辺はいくらでも書けるので、またしっかり書きたいです。

最近の僕のキーワードは「結果なんてどうでもいい『過程』と向き合ってるか?」です。

結局何が大事か分からなくなって、「結果」ばかり気にするんです。

嫌いな言葉に「中学入試は『親力』だ。」と言うのがあります。

これって、入試に受かった子の親にとっては心地いいです。

「合格できたのは私が頑張ったからよ。」と

でも、現状が上手くいってない(当たり前ですが上位の20%以外はそう感じます)家庭にとって「私がなんとかしなければ!」と思って空回りして、結果至上主義になってしまいます。

身も蓋もないこと言えば、親がどう頑張っても子供の器量は変えられないんですよ。

と、言うことで、受験の途中の「結果」に一喜一憂して親子関係も微妙になり、目指していた(人間は身の程以上を望みます)志望校にも受からず、入試が終わるという人も多数いるわけです。

綺麗ごとを言えば、「たとえ受からなくても目標に向かって頑張ることで勉強する習慣も付き、子供の学力があがる」とも言える(これはその通りならメリットです)のですが、往々にして受からない家庭は結果に翻弄されて「正しい勉強」をしてないところが多いです。

プレッシャーをかけられ怒られまくって合格もせず、「あれは一体なんだったんだろう?」と思い出す苦い体験にならければいいのですが・・・

(だから、僕のところに来てくれた人には「結果より過程を正しくする」ことを教えて、たとえ受からなくてもその子の勉強の仕方やあり方に一言も二言ももの申して、意義ある体験にするように努めてます)

 

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