公式なんか覚えるな

 

僕は、塾で数学や算数の公式を覚えた生徒を叱ってます。

「お前、これ、公式暗記しただろっ!」

なんて怒ってます。

公式というものは覚えるものと思っている人も多いと思います。

ですが、それは間違っています。

公式と言うものは、「俺たちを苦しめる新しい呪文だー!」ではないです。
その裏には「なぜ?どうして?」があります。

分かってしまえば、「こんなもの当たり前でしょ?作れるでしょ?」となります。

暗記した人は「公式がそうだから」とか「先生がそこで割り算してたから」と、自分のアタマを使わない「手順の暗記」になってしまうんですね。

これで、テストで50点くらいは取れます。
だから、「頑張って覚えてそこそこできた!」と思います。

でも、そういう覚えただけの人を振るい落とすために応用問題が用意されます。

応用問題は、「なぜ?」を考えて理解した人でないと解けません。

ただし、「なぜ?」を教えるのは時間ががかかります。
目先のテストの結果だけほしいなら「とにかく覚えろ!」が効率いいんですね。
だから、「なぜ?」にこだわっても正直に言って、結局50点です。
(だからYoutubeや「教え愛」やってます)

ただし、「なぜ?」を理解した人は、その後も長持ちします。
模試とかになると強いんです。

実際、過去の生徒でも「数学が苦手なんです。」といって来た中2が3年通ってくれた結果、模試で一番良いのが数学なんてことが起きます。

それにどうですか?
「先生にこうしろ!と言われたからとにかく覚えてなんとか50点取りました!」

「面倒くさい先生に考えさせられて、理解したら当たり前でした!」

という人のどちらがステキですか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です