中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑧デメリット編~中高一貫の中だるみと受かってからが地獄~

しばらく更新をサボってましたこのシリーズ。

僕はすごく飽き性なので、危うく放り出すところでした。

(面白い!と思ってる人がいたら、コメントでもなんでもいいので声援を下さい。それが僕が飽きさせません)

 

これまでの記事はこちら↓

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その①

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その②メリット編~高校入試をしなくていい~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その③メリット編~カリキュラムが1年早い~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その④メリット編~同級生の質~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑤デメリット編

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑥デメリット編~奪われる時間~

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その⑦デメリット編~学歴主義者の危険と親子関係

②で書いたメリットが実はデメリットでもあります。

どういうことかと言うと、高校入試に一喜一憂しなくていいとなると緊張感がなくなってしまうからです。

中高一貫校は6年続くので、新しく小学校に入りなおしたような感覚になります。

大学受験ははるか先、延々と続く日常は部活や趣味や友達と遊ぶ時間に占められてしまいます。

気が付くと、勉強は後回しで「やらない習慣」が身についてしまいます。

また、公立だったら努力しなくても優秀な成績が取れていた(「何だかんだいって、俺って賢いじゃん♪」というプライドを持つことができる)子も、同じような素質の子の中で定期テストを受けると平均点を下回る劣等生組に入ってしましい「俺って、バカじゃん」と悪いセルフイメージを持ってしまいます。

メリットでも書きましたが入試で選抜した素質の高い生徒たちです。

学校側は「このくらい理解できるでしょ♪」と難しい内容を前倒しでやらせます。

気を抜くとすぐ分からなくなってしまいます。

良く聞くでしょうけど、今中学入試真っ最中の親御さんには馬の念仏になってる言葉をあえて書きますね。

 

中学入試はゴールじゃない。スタートに過ぎない

 

です。

 

僕は個別指導塾で高校三年まで教えてます。ほとんどが中学入試をした一貫校に通っている生徒です。

当たり前ですが、この子たちは学校のテストや模試でいい成績が取れてなくて、普段の勉強で分からないところがあって、うちに来るんですよ。

数学や古文がチンプンカンプンで一から教えないといけないような子にもよく会います。

「あの学校に何としてでも受かりさえすれば!」ことは全然ないですよ。

受かってからの方が大変です。

 

あんまり、入試の時に「とにかくやれ!」「あれもやれ!これもやれ!」とか「寝ずにやれ!」とか鞭を入れ過ぎない方がいいですよ。

いわゆる「燃え尽き症候群」になってしまって、中1でどうにも気力がわかないということになる人もいますから。

 

それと、中学生になると反抗期になって親の言うことを聞きません。

「何のために受験させたのよ!しっかりやりなさい!」と叱ったら

「うるせー!ばばぁ!」

と火に油をそそぐ状態になって余計勉強しなくなるなんてこともありますからね。

 

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