若者が選挙に行きたくなる話③~自民党の倒し方~

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若者が選挙に行きたくなる話①~シルバー民主主義~

若者が選挙に行きたくなる話②~自民党の倒し方データ編~

 

さて、僕の意見を述べますね。

自民党はそんなに支持されてない

データから言えるのは自民党は小選挙区で2500~2700万票くらいを安定的に得票しています。

小泉首相の郵政解散選挙の時だけ、ブームになって少し多かったですね。

これって、日本の有権者の総数を1億とすると、実は全体の4分の1しか、「自民党がいいよ」って投票してないということなんですね。

だから、僕は選挙に勝った後で総理大臣が「私は国民の皆様から支持されております。」という発言を聞くたびに、「そんなに圧倒的多数じゃないけどな!」と突っ込んでしまいます。

なぜ自民党は選挙で勝つのか?

これは、簡単ですね。投票率が低いからです。

50%しか投票してないということは、5000万人そこそこしか投票してないわけです。

だから2500万人でも投票された票の半分になるので、各小選挙区で1位を取って、議席を獲得できるわけです。

面白い、数字のマジックみたいな話でしょ?

でも本当の話です。

投票率が高い選挙は野党が勝つ

先ほども言いましたが、自民党は組織票にたよる選挙をするので、安定的に2500~2700万票を得ます。

これに対して野党は浮動票と言うその時の気分で投票する層の票によって結果が変わります。

大雑把に言えば、投票率が高い時は浮動票が多くて、政権を握っている自民党への反発を野党に投票するので野党が躍進します。

例えば、民主党が大勝利した2009年も自民党の票はそんなに変わらないけど、投票率が高かったんです。

逆に2012年以降の自民党が大勝利した選挙は投票率が低いのです。

そうなると、全体に対する自民党の固定票が有利になりますからね。

5000万の無投票という「伸びしろ」

ここまで述べてきたように、若者の無関心と投票率の低さと言う状況において、自民党の持つ組織力と固定票が強みを発揮してきて結果が10年の自民党の選挙における大勝に過ぎません。

これが投票率が90%まで行っての結果ならば国民の意思が十分に反映された結果なので、もう変えようがないでしょう。

しかし、約5000万票という、「可能性」が眠っています。

これは言い換えれば「伸びしろ」です。

もし、何か影響力のある人(例えば、ホリエモンや西野亮廣とか)の発言がネットでバズって「選挙行ったら面白いよ!」ってなって、1000万票でも投票が増えたと想像して下さい。

選挙の結果は大きく変わるでしょう。自民党を倒せるでしょう。

皆さんどうしますか?

僕なんかの影響力では、投票に何も変化を生めないと思います。

でも、ここまで数字を読み解きながら述べてきた通り、もし若者の投票行動に大きな変化があれば、選挙結果なって変わる可能性が十分にあるんだよ、ということを指摘しました。

これが、僕の提示する「希望」です。

みなさん、どうしますか?

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