中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その③メリット編~カリキュラムが1年早い~

まだまだ続きます。

このブログは思いついたことの書き殴りなんですが、テーマが大きいとこんなシリーズ作になってしまします(笑)

フランス旅行編が中途半端だよ~(笑)

前回までの内容はこちら

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その①

中学入試をするメリット・デメリットをなるさん(塾講師)が解説その②メリット編~高校入試をしなくていい~

メリット②カリキュラムが大学入試に向いている

中高の一貫校は当たり前ですが入試をして優秀な人を選抜します(本当は中学入試の勉強を大手塾で数年頑張れただけでも十分優秀です。入試の下位にいても、世間から見れば優秀な子です)。

だから、彼らの理解力を前提としたカリキュラムを組むことができます。

カリキュラムが1年前倒しになる

中学入試をして来た子の能力なら、中学校3年間の勉強を2年間に圧縮してこなすことができます。本人たちは普通に学校の授業を受けているつもりでも中2が終わるころには英語では関係代名詞や現在完了が終わり、数学だと三平方の定理や因数分解を習い終わります。

そうすると、中3で高1の内容、高1で高2の内容、高2で高3の内容と言う風に前倒しで授業します。

そうすると高校3年生が復習と入試対策に丸々使えるわけです。

 

そういう意味ではどんなに優秀な高校でも公立高校はしんどいです。

大学進学を狙う以上、「高校3年生までのカリキュラムがちょうど卒業式の前で終わりました。」では勝負になりません。高校3年間が高3の1学期までに終わるように超過密スケジュールで高校の勉強をしないといけません。

6年間をトータルで見て、時間という資源の配分を調節できることがメリットです。

ある程度自由に勉強の深さを調節できる

同じ中学の内容でも、私立の学校だと「深さ」が違います。

中学受験をした生徒に歴史を教えても、「1192作ろう鎌倉幕府」なんて、そんなの知ってる!ってなるんです。

だから、「歴史」の授業は「古代メソポタミア文明では太陰暦が用いられ、くさび型文字でハムラブ法典を記録した・・・」とまんま世界史の内容を教えたり、日本の歴史も高校の「日本史」レベルで授業したりします。

場合によっては教師の裁量で必要ないくらいマニアックな内容を教えたり、「これが勉強か?」と言う内容を授業することもできます。

この辺の「遊び」がかえって勉強一辺倒じゃない教育につながってるのかもしれません。

(僕は中3の公民で相続税の計算をならい、現国で黒澤監督の「赤ひげ」を視聴覚室で見ました。)

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